日記のようなもの

2004年3月

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字ばっかりの本を読んだのに、賢くなった気がしない  2004/03/01

俺は本を読むのが大っ嫌いです。
マンガなら読みますが、字ばっかりの本はほとんど読みません。

というのもですね、
ほら、小説とかってやたらと漢字を使うじゃないですか、どうもあれが苦手らしい。
ヤカンのことを「薬缶」って書いてあったりするとムカッてきちゃうんですよ。
「やかん」なんてカタカナでいいじゃねーかよ、この野郎っ!
って、漢字が読めない自分のバカっぷりを棚にあげて怒鳴りそうになっちゃいます。

しかし、そんな俺でも頻繁に読む本があります。
それは「辞書」。

「いやいや、それ本じゃねーだろ!」
なんて言われそうですが、まあ俺にとっては文字と親しむための大切な「本」なんですわ。
いちばん好きな「本」、そこまで言っちゃう。

だって、辞書って面白くないですか?
テキトーにパラパラとめくって読むだけなんですが、日常では絶対使わないような言葉から、よく使う言葉まで、どんなものでも詰まってる。
アイウエオ順に言葉が並んではいるけど、意味の並びはメチャクチャ。
なんつーか、脈絡が無くて楽しいんです。

サーチエンジンにテキトーな言葉をブチ込んで、引っかかったサイトを次々見ていくような楽しさ…
とでも言えばいいのでしょうか。
う〜ん、うまく説明できない…

ストーリーとか無いから、パッと読み始めてパッとやめられる。
飽きっぽい俺に向いてる本なんですよ、とにかく。



もちろんテキトーに読むだけじゃなく、明確な目的があって言葉を探すこともあります。

えーと、小学生気分が抜けなくて申し訳ないんですが…
「いやらしい言葉」を探したりとか…ね。
例えば、「性交」。


せい−こう【性交】(名・自スル)
男女が性器を交える行為。交接。交合。


性器を交える!
「性器を交える」ってすげー響きだなおい!
よし、次は「交える」を調べてみよう!


まじ・える【交える】(地下一)
1、入れてあわせる。加えて一緒にする。
2、交差させる。
3、相互に攻めたり、攻められたりする。


相互に攻めたり、攻められたり!
な、なんということでしょう!
すなわち「性交」とは、「男女が性器を相互に攻めたり、攻められたりする行為」!!!
んまっ、なんていやらしい!いやらしいにもほどがある!





くそ、なんだって俺はこんなにエキサイトしてんだよ…

なにげなくページの上の方を見たら、こんな言葉が目に飛び込んできた…

「負け犬」


ウッカリさんウッカリさん、いらっしゃいますか?  2004/03/02

財布の中の十円玉を見てふと思った。
今の子たちもコックリさんに夢中になったりしてるんでしょうか?

「コックリさん」、みんな知ってますよね?
まあ、説明せずとも知ってるでしょうけど、いわゆる「降霊術」ってやつですよ。

紙の上に置いた十円玉に二人で指を添えて「コックリさん」という「霊」を呼び出すと、勝手に十円玉が動き出すんです。
紙の上にはあらかじめ50音とかを書いておいて、色々な質問をその「コックリさん」に答えてもらうっていう、なんともオカルトチックな遊びですわ。

この「コックリさん」、俺が子供の頃は学校中で大ブームになりました。
休み時間になるとどこの教室でもコックリさんコックリさん。
おい、コックリさんは何人いるんだよっ!
ってくらい、どのクラスでもやってました。

それくらいブームになったせいか、「亜種」みたいなものもいっぱいありました。
最初は十円玉を使った定番のコックリさんだけだったのに、どんどん種類が増えていくんですよ。
十円玉ではなく鉛筆を握って遊ぶものや、授業中でもできるようになのか、一人で遊ぶようなものまで種類は様々。
最初の頃のオカルト臭はどこへやら、気がつけば「キューピットさん」とか言って、恋愛に関する質問がメインの遊びに変わってました。

ブームの末期なんて、「山田さん」なんていう、わけのわからん領域まで達してましたからね。
一体、山田さんに何を聞くんだよ、っていう…

しかも十円や鉛筆が動くスピードもどんどん速くなってくの。
最初の頃は「ズ、ズズ…」ってくらいの遅さだったのに、最後の頃は速記かと思うくらい超高速。
自分で動かしてんのがバレバレ…
なんかもう、何が目的なのかわからない状況になってブームは終焉を迎えました…



もちろん、そんなブームの渦に俺も巻きこまれていたわけでして、当時は結構夢中になってました。
まあ、自分が積極的に遊ぶっていうよりは、誰かがやってるのを見てワイワイ楽しむタイプでしたが。

で、女子がコックリさんをしてるのを見てると、やっぱり恋愛に関する質問が多いんですよ。
「○○君が好きな人は誰ですか?」とか、「私は何歳で結婚しますか?」とか…

そしたら、その女がね、
「○○(←俺ね)のことを好きな人っているのかな?」
とか言いやがるんですよ。
もう一人の女も「じゃあそれ聞いてみようよー!」とかって乗り気になりやがんの。

「うわ、そんな質問すんなよ〜!」
とか言いつつも、俺は内心ドキドキ…

「コックリさんに質問です、○○のことを好きな人はいますか…」

紙の上を十円玉がゆっくり動きます…
「ハ…イ…」

ええっ!いるのかよ!

「…では、その人の名前は誰ですか?」

え、そこまで聞いちゃうの?
マジで!?
どうしよう…本気でドキドキしてきた…

またしても十円玉が動く…


「オ…レ…」


へ!?
「俺」?
どういうこと?

「あはははは!」
「○○!コックリさんがあんたのこと好きだってさ!」

「オ・マ・エ・ス・キ」


なんだよそれ!
霊に好かれたってちっとも嬉しくねえよっ!
俺のドキドキを返しやがれ、この野郎!





…ん!?
…でもさ、でもよだよ、
今にして当時を振り返るとさ、これって遠回しな告白なんじゃね?
だって、十円を動かしてるのはどう考えても霊じゃなくてこの女二人のどっちかでしょ。
つーことは、もしかして、もしかするんじゃない?

うわああああ!
戻せ!今すぐ時間を戻せ!


バカとハサミはセットになると使えない  2004/03/03

散髪用のハサミを買っちゃいました!
やっぱね、俺みたいな奴はセルフカットですよ。
床屋のおっさんとすら楽しく会話できないような野郎なんだから、髪なんて自分で切りゃいいんですよ。

失敗しても、以前使っていたバリカンがあるので坊主にすりゃいいだけですしね。
まあ、坊主にすると「なかやまきんに君」みたくなるんで、できれば失敗は避けたいところなんですが…

ハサミ買っちまったんだ、とにかくやるしかねえ!

風呂場に新聞紙を持ち込み、床に敷きます。
んで、おもむろに服を脱ぐ。

…?
ええ、全裸ですよ。
自分で切る以上、てるてる坊主みたいな格好してちゃ切れないですもん。
服を着たまま髪を切ったら洗濯が大変だし。

新聞紙の上で全裸…
ちょっとしたメディアへの挑戦状ですよね、これ。
俺が新聞記者なら殴りかかるわ。

とりあえず、このまま死んだら変死扱いされそうだ、とにかく手早く済ませよう…

左手の指で髪をつかみ、はみ出した部分をチョキチョキ…
前髪のカットは鏡を見ながらなので結構楽しいです。
「もうちょいいけるか?お、意外と素敵じゃね?」
もうね、カリスマ美容師気分ですよ。
…チンコ丸出しだけど。

そして、難関の後頭部…

手鏡なんていう洒落たモノは持ってないので、後頭部は確認のしようがありません。
全てを終えた後、洗面所の三面鏡で確認するまでは己の感覚のみが頼り。
切っては髪を撫で、切っては髪を撫で、何度も何度も感触を確かめます。

………………見えた!!

どうやら俺は心眼を会得しちゃったようです。
撫でただけでわかる、これはもうパーフェクト!
鏡で確認せずとも、サラサラでなめらかヘアーな後頭部が俺には見えますもん!

最後にチン毛をカットするほどの余裕ぶりでしたよ。

勝利を確信した俺は鼻歌まじりでシャワーを浴びます。
いや〜、濡れた髪がまたSEXY(セクシー)。
風呂上がりはモンローウォーク。

もうここまでいくとね、仕上がりを確認する必要なんかないんですよ。
体が訴えてますから。

でも、まあ、せっかくだから、その素晴らしい仕上がり具合を確認してみますか。
ドライヤーで髪を乾かすついでに三面鏡を動かしてみる…


…………ん〜、微妙〜


遠くへ行きたい日もある  2004/03/04

なんか最近、週一くらいのペースでチャリに乗ってはフラフラと出歩くようになってきました。
陽気のせいだな、こりゃ。
「春になるとおかしな奴が現れる」ってのを身をもって実感してます。

とりあえず、目的地も決めずに出発してみました。
どうせ目的をハッキリ決めたってロクなことがないんだ、行き当たりばったりなくらいでちょうどいい。

鼻歌まじりでチャリをキコキコ。
分かれ道も深く考えず、気分次第。

気がつけば畑のど真ん中…

なんか、ものすごく遠くまで来てしまった気分です…
まあ実際は家からチャリで数時間程度の距離なんですが、周りに建物は全然無いし、人の姿すらないんですよ。
時々、遠くの道を走る車の姿が見えるだけです。

うん、こういうのも悪くない。
道端の花をボケーッと眺めてても誰も来ないから、不審がられないのがなにより嬉しい。
あ〜、こんな場所でのんびり暮らしたいなぁ…

上を見れば青い空。
白い雲が…ん、あれ?
なんか重そうな灰色の雲がどんどんわいてくる…

今日の予報「晴れのち雨」

うわ、あまりの天気の良さに、午後から雨だってのをスッカリ忘れてた!
太陽が雲に隠れたせいか、気温まで下がってきてる。
ヤバイ!雨が降る前に帰らないと!

さっきまでのピクニック気分はどこへやら。
傘もカッパも持ってないから必死でチャリをこいでます。
しかし、あまりに遠くへ来すぎました…
家に辿りつく前に雨がポツポツ…

あ〜!どっか雨宿りできる場所はないのかよ〜!

と、コンビニ発見!!
でもスルー!!

俺はコンビニで何十分も時間を潰せるタイプじゃないんだよっ!
ああ、どうせ立ち読みすらできないナイーブな子だよ!

もっと、俺でもじっとしてられる場所はないのか〜!

と、公園発見!!
よし、ここしかねえ!!


雨も本格的に降りだしたので、公園には誰もいません。
俺にふさわしい雨宿りの場所…

それにしても、雨宿りなんて何年ぶりだろ…

車や電車で移動してれば雨に降られて困ることなんてないし、チャリで出かけるにしたって家に帰れない距離を走ることもないもんなぁ。
うん、悪くないな、こういうのも。

…これで、運命の出会いのひとつでもありゃ最高なんだけど。

俺が一人で雨宿りしてると、雨に降られた女が走ってくんの。
俺がいるから一瞬躊躇するんだけど、他に行く場所もないから一緒に雨宿り。
「雨、やみませんね…」
「そう…ですね…」
沈黙に耐えきれずにちょっとづつ会話を始める二人…

くぅ〜!
いいね、実にいい!


でも、まずありえない。
だって、俺が雨宿りしてんの「男子トイレ」の中だもん…


面倒ってどんな臭いなんだろう  2004/03/05

タバコが切れた。
でも買いに行くのが面倒臭い。

うん、これは良い機会かもしれない。
この面倒臭いパワーを活かしてちょっとタバコをやめてみよう。

あ〜、自販機まで行くの面倒臭い。
あ〜、部屋から出るのも面倒臭い。
あ〜、体を起こすのも面倒臭い。

「面倒臭い」を連呼して布団にくるまる。
布団の中じゃタバコも吸えない。
ニコチンの野郎め、ざまーみろ。

とはいえ、一日中布団にくるまっていても眠れるわけじゃないので、山のようにあるビデオを片っ端から見ることにしました。
しかし、ラベルを貼ってないから何が入ってるのかわからない…
テキトーに再生してみると、もうメチャクチャ…

再生したら録画した覚えのない、NHK人間講座が録画されてるんですよ。
「ん〜、なんでこんなの録画したんだろ…」
と思った瞬間、いきなりバスタオル女の入浴映像が始まりやがんの。

…たぶんね、テレビ見てたら入浴シーンを偶然発見して、慌てて録画したんですよ。

なに入浴シーンごときに必死になってんだよ、俺…
そのくせ録画したことスッカリ忘れてるし…

こういうメチャクチャなテープばっかりで、我ながら呆れます。

まあ時々はラベルの貼ってあるテープもあるんですけどね、それすらテキトーなんですよ。
ちゃんと番組名書かないから、むしろ謎めいてんの。

「パ」、「も」、「1〜2」…
こんなこと書かれてもちっともわからねえ…

試しに「パ」ってビデオを再生してみたら、
テレビ神奈川でやってる「のびる子きょうしつ」っていう、児童向け番組が10話くらい連続で録画されてました。
この番組にね、ちっとも可愛くないパンダの着ぐるみが出てくるんですよ、だから「パ」らしい。

パッと見てわからないラベルを貼ることに何の意味があるんだよ…


これはもうリスですね。
クルミを隠してスッカリ忘れちゃうリス感覚。

リスの隠したクルミは森を作るけど、俺の残したビデオテープはただのゴミ…
なんだこの違いは…


洞窟で石炭掘ってたら粉塵爆発で木っ端微塵になった気分  2004/03/06

あ〜、やっちゃった…
「耳をすませば」見ちゃった…

ラベルにハッキリと「耳をすませば」って書いてあったのに、つい、その、出来心で…

あのね、これだけは見ちゃいかんのですよ…
俺にとっては呪いのビデオ扱い。
「耳をすませば」は精神衛生上よろしくないことこの上ない。
これ見てるとね、いちいち「あ゛〜っ!!」てなるんです。
「俺に無いもの」ばっかり見せつけられて、冷静じゃいられないんです。

なんなんだよ、この甘酸っぱさはこの野郎!
ガキのくせに好きだのなんだの、ああもうっ! あ゛ぁ〜!

大体さ、なんで俺ずっと歯をくいしばってんだよ。
アクション映画かよ、これ。
痒い!顔痒い!
そんなに嫌なら見るのやめりゃいいのによ、顔をかきむしりながら見てんじゃねーよ!

とりあえずね、金曜ロードショーを録画したやつだから途中にコマーシャルが入るのだけが救い。
ダミー人形の格好した高嶋政伸のアホ面を見てしばし冷静さを取り戻す。

でもすぐに「あああ゛〜あぅっ!」
ああ〜、青春、すざけんな青春!ぐぁわあ」
夢とか目標とか、もう、ああっ、やめてくれっ!

もういや、お願い、ゆるして…
腿をバンバン叩いてんだよ、今。
シャーペンで腿刺しそうな勢い…

二人乗りあううがあぁ!
いつの間にか「雫」、「聖司」とか呼んでるしいいい!

挙句の果てに「結婚しよう!」

ふげぁあああぁ!
テレビぶち壊しsてええ!


こんなのエンドレスで見せられたら絶対発狂するわ…


明日になっても明日はまだある…今のところ  2004/03/07

今日は家から1歩も出ていない。
まあ、いつも家にいるっちゃいるんだけど、自販機まで行ったりコンビニ行ったりと、それなりに外には出ているわけで、家から1歩も出ないってのはわりと珍しい。
で、一日中家にこもって何をしてるかと言えば…

「何もしていない」

布団の中でゴロゴロ、時々PCの前でぼんやり、飽きたらまた布団でゴロゴロ…
で、気がつけば布団の中でチンコをゴニョゴニョ…

「時間だけは腐るほどあるんだから何かしろよ」
って自分でも思うんだけど、何もする気がしない。
時間があるってわかると「明日でいいや」って気になっちゃうんですかね。

そういや、夏休みも何もせずに過ごすような子だったっけ。
毎年、8月31日になると宿題の山を前にして途方に暮れる。
ん〜、小学生の頃からちっとも進歩してねえ…

もし不老不死が実現したら、みんなこんな感じになるんですかね?
「明日でいいや」で日々が過ぎてゆく世界…
そうなると、不老不死ってのは、時間を止めるのと一緒なのか?
あー、だめだめ。
足りない頭であれこれ考えようとしちゃいかん、頭痛くなるっての…


とりあえず…
家から1歩も出ないってのもアレなんで、窓を開けて顔を出してみた。
でも寒いので5秒で閉めた。

本日、「何かしよう」と、明確な意思をもって行動した時間は5秒。


鼻で笑ってやがる  2004/03/08

布団に入って目を閉じる。
…が、寝れねえ!

鼻がつまってんですよ、おもいっきり!

かすかに空気が出たり入ったりはしてるんですけどね、横隔膜の仕事量に見合ってない。
ヒュイーン、ヒュイーンって、スーパーカーみたいな音がするだけで、ちっとも空気が入ってこないんですよ。
音だけカッコ良くても意味ねえっての。

あ〜、もう、やってらんねえ!

仕方ないから、ガバッと飛び起きて鼻をかみましたよ。
でもね、鼻から何ひとつ出てきやしねえ。
鼻水すら出てこないこの鼻、じゃあ何が詰まってんだよ!
ムキになって鼻かんだら耳がキーンとかなりやがるし…

もうね、鼻にストロー突っ込んで無理矢理にでも空気の通り道を確保したい気分。
でもさすがにそこまでタフボーイじゃないんで、イライラするしかない。
ホント、寝る時の鼻詰まりって腹立つわあ…

とりあえず、こんな状況じゃ寝られそうもないし、コーヒー入れて音楽でも聴くか…
なんて思ってコーヒーを入れに廊下を歩いてたら鼻の通りが良くなった!
「チャンス!」
部屋まで引き返して速攻で布団に。

よし、これで眠れる…

と思ったらまた、ヒュイーン、ヒュイーン…
鼻め、お前わざとやってんだろ!


ジョンレノンのバカッ!  2004/03/09

童貞の想像力はすげえ!

たまにこんなことを言う人がいますが、これってホントですかね?
なんつーか、自分に当てはめて考えてみるとね、とても想像力があるとは思えないんですよ…

問1
「ある日曜日のデート」
このテーマに沿ったストーリーをできるだけ事細かに想像してみなさい。

自分にこんな問題を出してみたんですけどね、笑っちゃうくらい何も浮かんでこないんですわ。
待ち合わせして、軽く飯食って、映画見て…
こんな感じのプランみたいなものなら、まあなんとなく浮かんできますわ。

でもね、例えば飯を食ってるその風景を想像しようとすると、途端に思考が止まっちゃう。
「食事しながら楽しく会話」、みたいなイメージがあっても、
「じゃあ、その楽しい会話って何よ?」
ってなるわけです。

恋愛話でよく出てくる表現、「たわいのない会話」

この「たわいのない会話」ってのが何なのかサッパリわからんのですよ、俺は。
いくら考えても、女の子と楽しく会話してる状況ってのがちっとも想像できない。
完全にお手上げ、頭の中は真っ白。
白紙解答ですわ。

いくら考えても無理だから次の問題。


問2
性行為、及び性行為直後がどういったものか想像しなさい。

エロ妄想なら任せとけ!
…と言いたいところだけど、これも想像力とはまた違う気がするんですよね。
やっぱり細かい部分までは想像が及ばない。
服装・場所・容姿をあれこれ変えるだけの着せ替え人形的な想像しかできない。

特にいちばん問題になるのが「セックス直後」
これはね、いくら考えても本気でわからない。

そりゃわかるわけねーよ、したことねーんだから。

土台になってるものがエロビデオくらいしかないんだから、わかりっこない。
顔なり腹なりに出して、そこで終了ですもんね、ビデオは。
まあ、そっから先があるビデオもあるかもしれないけど、俺はその前に停止ボタン押すし。

ホント、セックスの後ってどうすんの?

半日以上、頭を抱えて想像してみたけど、何一つ浮かんできやしない…
想像力ってのは、きちっとした根っこがあって、そこから広がっていくんだなって思い知らされて、ちょっと泣きそうな俺でした…


頭が痛いのか、中身が痛いのか  2004/03/10

あ〜、なんか頭痛い…

歯痛とか頭痛とか、首より上の痛みって結構辛いですよね。
もう何もする気が起こらなくなっちゃう。

でも、世の社会人の皆様は頭痛くらいじゃ休まないんですよね。
頭痛い〜って言いながらも、薬とかでごまかしつつ真面目に仕事場に向かう。
凄いよね、なんであんなに頑張れるのか不思議。
俺なんて無理矢理にでも頑張らない理由を見つけて、努力を放棄しよう努力してるのに…

「真面目」、「一所懸命」なんて言葉は、俺には一生無縁な言葉なのかもしれない…

…ん、そうでもないぞ。
あったわ、頑張ってた時期。

二十歳くらいの頃だったかな?
肉体労働のバイトだったんだけど、毎日頑張って仕事してましたよ。
8時間キッチリ労働した後、別な現場に行って4時間。
日曜でもお構いなしで、月に休んだのなんか2日くらいだったかな。
気がつけば35万くらいの給料。
使う暇ないから金が貯まる貯まる…
百万以上の札束を見たのはあの時期が最初で最後なのかも。
よくあんなに頑張ったもんだ、俺。

てことはさ…
俺ってやればできる子なんじゃないか!?


いや、違う…
あの時頑張ってたのは自分の意思じゃない。
だって、バイト先の社長さん、「背中に絵が描いてある」って評判の人だったから、怖くて休めなかっただけじゃん…


The answer is blowin' in the wind  2004/03/11

チャリで外に飛び出してみた。
けど、風つええええ!

すっごいわ、この風。
信号待ちの時、「ボテッ」って音がして振り返ったら、強い風のせいで木になってた橙が落っこちたんですよ。
じーっと眺めてたらもう一個「ボテッ」。

…だからどうした。

いや、それで済ませちゃいかん。
変化のない糞みたいな暮らしなんだ、この程度のことからでも喜びを見つけられないようじゃ、この先やってけない。
よし、一句ひねろう!

橙の 落ちめてはやし じっと手を見る

つ、つまんねえええええええ!
なんだこのつまんなさ!
ダメ、今の忘れよう!
忘れて別な楽しみ探そう。

よし、川だ!
また川沿いをチャリで走ろう。
この前は下流に向かって走ったから今度は上流だ。

「しっかし風強いなぁ…」

追い風だから、チャリがグイグイ進む。
これ、ペダルこがなくても進むんじゃね?
よし、やってみよう!

びゅううううううう!

おお!進む進む!すっげええええ!
おし、ちょっとワキを広げて風の当たる面積を増やしてみちゃったりしよう。
あははは、ますます進む。
おっもしれーなーおい!

って、つまんねーよ!

もっと面白いことねーのかよ!
なんて思ってたら、目の前には鉄道の高架橋。
下から見上げると線路丸見え。
高さが2.3メートルしかないから、ジャンプしたら届きそうな距離。

よし、電車を真下からいやらしい目で覗いてやろう、ひひひひひ。
下から見れるなんて滅多にないからな。

カタンカタン…
電車の近付く音がする。
もうすぐだ…来る!

ガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!

うーるせー!!
下から覗くつもりだったのに、怖くて目閉じちゃってるし!

くそっ、つまんねーったらありゃしねえ!
よし、もっと上流行く!
上流、なんて素晴らしい響きだくそっ!

ふと辺りを見ると、見渡すかぎりの葦。
だーれもいない。
風に揺れる葦と、砂利道と、川と俺だけ。

よし、歌おう!

俺とお前はルルルルー♪
口笛吹けばー小鳥が肩に乗るー♪
セリフ(ちょ、あんまり耳噛まないでよ…)

つーーーーーまーーーーんーーーーねーーーーーー!!!

ホント、誰もいやしねえ…
「おーい」
なんて言ってみる。
返事があったら怖いので、ちょっと小さめに「おーい」。
しかしへんじはなかった…

くそ、懐中時計を持ったバニーガールの一人や二人、飛び出してこいよ…

いるはずのないバニーガールを探して辺りをキョロキョロすると、ゴミが結構落ちている。
なんかよくわからん機械だ。
剥き出しになった基板と、変な色のコード。
もしかしたら、すっごい機械かもしれない。
UFOとか呼べちゃうの。
よし、ちょっとワクワクしてきたぞ。

でも、よく見たらMADE IN CHINA
ロクなもんじゃねえ…

腹が立ったのでその機械に尿でもかけてやろうかと思ったら、すぐ脇にエロ本発見。
マンコにバナナ入ってる。
「うわ、えぐぅ…」
バナナはおやつ以外の部分に入るようだ。

いや、最近のエロ本もなかなかやるね。
その辺に落ちてた棒でページをめくりつつ、そんなことを思う。
「うわ、すっげ…」



でもな、写真のマンコなんかな、こっちは見飽きてんだよ!
くそっ、またつまんなくなってきたわ。

さらに上流へ。
しかし何も起こらない。

…飽きた。
…もう帰る。
だってつまんねーんだもん。

方向転換して来た道を戻る。
でも、向かい風でちっとも進みやしねえ。
あ〜、何から何までつまんねええええええええええ!!

とりあえず、帰り道でもう一度さっきのエロ本を見る。
つまんなくても見る。
そういうもんだ。


45度、首を動かすと時計  2004/03/12

朝、目が覚める。
目が覚めると真っ先に時計を見る。

いらねえ、無職の俺に時間の確認なんて作業いらねえ。
何時に起きようがしったこっちゃない。
なのに、無意識に時計を見てしまう。

ん〜、なんとかならんのか、これ。
俺にとっちゃ8時でも9時でも一緒だっての。
それなのに、ちょっと時間が経つと時計をチラリ。
「あ、10時だ…」
だからその10時に何があるんだよ、何もないだろ。

これまでの「時計を見る行為」の時間を合計したらね、たぶんそれなりの時間使ってますよ。
それこそ時間の無駄だっての。

1回くらい、時計を全部ぶち壊して時間を気にしない生活をしてみたいもんだ。
目覚まし時計を窓から捨てて、ステレオの液晶はドライバーで突っついて壊す。
テレビのアンテナ線を引っこ抜いて、PCの時計も消す。
「時間を忘れる」ような楽しいひとときなんて無いから、そのくらいしないと時間を忘れるなんてできそうもない。

でも、そこまでしたって太陽の位置とか使って時間を知ろうとするんだろうな…
せめて、朝・昼・晩くらいの大雑把な時間の中で暮らしたい…

そんな暮らしができるかどうかはわからないけど、
今のところ、「秒針の無い生活」は実現できている。

この間、掃除の時に目覚ましを落っことして秒針が外れちゃったもんでね。


50円くらいの価値はありそうなスマイル  2004/03/13

久しぶりにマクドナルドに行ってみた。
毎日食いたいとは思わないけど、たまにやたらと食いたくなりません?

ちなみに俺が行ったマクドナルド、店の外に子供が遊べるスペースがあるんですよ。
柵で囲まれたスペースでして、滑り台とか車の乗り物なんかがあって、子供を遊ばせながらそばのテーブルで飯が食える仕組み。

ちょうど俺が座った席の前が、その子供向けのスペースだったんですけど、窓の外で子連れの連中がワイワイ遊んでるんですよ。
「ガキにジャンクフードかよ、ケッ」
他人の幸せが大嫌いな俺は当然こんな気持ち。

そこには父親らしきおっさんもいたんですけどね、子供と遊びもせず、端っこでつまんなそうにタバコふかしてんですよ。
「てめえで作ったガキだろ、相手くらいしろよボケ」
こんなおっさんですら結婚して子供がいると思うと自分が情けなくなる…

そんな時ですよ。
店員のお姉さんが現われて、窓を拭き始めたんです。
外から窓を拭いてるから、俺の方を向いて窓を拭くようなかたち。
店員さんと目が合うと気まずいので、俺はちょっと目をそらす。
すると、さっきのおっさんが視界に飛び込んできました。

いや〜、驚きましたよ。
このおっさんね、さっきのつまんなそうな顔はどこへやら、すごい形相で店員のお姉さんを見てるんですよ。
ケツ、主にケツ。
店員のお姉さんのケツを物凄い勢いで見まくってるんです。

お姉さんが背を伸ばして窓の上を拭く時も、かがんで下の方を拭く時もおっさんはケツをロックオン。
もうね、阿修羅。
このくらいの画数は使ってあげないと失礼なくらいの表情で凝視してるんです。

おっそろしいわぁ…
嫁とセックスしまくってるおっさんでもこんなんでしょ。
性欲の捌け口も無い俺なんかは自分でも気付かぬ内にもっとすごいことしてんじゃないか、なんて思ったらちょっと怖くなってきた…

人のフリ見て我がフリ直せ

なんてことを考えていると、おっさんが突然微笑み始めやがった。
神々しいほどに見事なアルカイックスマイル。
…なんで?どうして突然微笑んだの? わけわからん。

おいおっさん!
あんたの頭の中で今、どんな物語が展開されてんだよ!
気になる、すげー気になる!


紙切れ一枚で地獄行き  2004/03/14

また部屋が散らかってきた。
放っておくと際限なく散らかるので、音楽を聴きながらパッパと掃除。
かけるCDは「すかんち」。

俺ね、すかんち大好きなんですよ。
「ちんかす」なんて名前のくせに曲のタイトルに「恋」ばっかりつけるようなロマンチックぶり。
どっかで聴いたことのあるフレーズをわざとわかるように入れちゃうサービスぶり。
ロックも歌謡曲もお構いなしに放り込んじゃうメチャクチャさ。
とにかく大好き。
「恋の謎謎変人図鑑」っていう、すかんちのデビューまでを綴った本も持ってます。
本嫌いな俺なのに、これだけは何度も読み返しましたよ。

実は、そんな「すかんち」に関連した、苦い思い出があるのです…

「GOLD」ってアルバムが発売された時のことなんですが、このCDに入ってるハガキを送るとですね、
「すかんち夏季講習 ロックと私」
っていうトークイベントみたいのに参加できたんですよ。

運良く抽選に当たった俺はそのイベントに行ってきたわけですが、そこで酷い目に遭ってきたのです…

場所は原宿。
原宿って時点で俺には「場違い」な感じなんですが、会場に向かうとそこはもっと「場違い」な空間だったのです…

まわりは全員女の子。
男なんて全然いやしない。

参りましたよ…
俺は明かに「異物」なんですもん。

会場の中に入れるようになるまで、階段の所に並んで待たされてたんですが、当然ながら前も後ろも女の子。
しかも最悪なことに季節は真夏。
もともと汗っかきなんですが、緊張のあまり汗が止まらない。
冗談でもなく、蛭子さんのマンガみたいな勢いで汗が出てくる出てくる…

「落ちつけ、落ちつけ、落ちつけ…」
とにかく回りは見ないで、階段の手すりだけを凝視して固まってましたよ。

そいでね、こういう時にかぎって開場に時間かかったりするんですよ。
いくら待っても会場の中に入れない…
1分が5時間くらいに感じましたよ。
「もう…逃げるか…」
そんな気分になってきた頃にようやく開場。

でも、中に入ったところで女の子だらけなことに変わりはない。
両隣の席が女の子だったらたぶん吐く。
そのくらい緊張がとまらないので、とにかく端っこに座ろう…
中に入った瞬間、ダッシュで端っこの座席を占領しました。

もうね、この時点でローリーとかどうでもよくなってんですよ。
とにかく生きてこの会場から生還したい。
そんな気分。

それなのにね、隣の女の子が話しかけてくるんですよ。
ちっちゃくて可愛らしい女の子なんですけどね、ニコニコしながら
「あの…メンバーの中で誰が好きなんですか?」なんて聞いてくるんですよ。
でも、声をかけられた以上、シカトする訳にもいかない…

「あ、え、えーと、ぜ、ロロ、ローリーかな…」

ああああぁぁ、どもってるようぅううう、俺どもってるうううう!
裸の大将かよ俺はぁああ!
こんなことならおにぎりを持ってくるんだったあああああ!

さすがに「ヤバイ」と思ったのか、その子も二度と声をかけてはきませんでしたね…
俺はとにかく隅っこで息を殺して時が過ぎるのを待つばかり…
エアコンが効いた会場なのに、やっぱり汗が止まらない…

楽しみにしてたイベントのはずが、地獄に迷いこんだ気分…
一回くらいはすかんちのライブに行ってみたかったけど、この日の体験のおかげで見に行くのは諦めました…


入場時に圧迫面接がございます。  2004/03/15

こう、パーッと遊びに行きたいね。
…でも行くとこねーや。
うーん、なんかないですかね、無職が羽を伸ばせるような遊び場所。

こんなのどうだ、
無職のためのテーマパーク、東京無職ランド。
園内のベンチ、及び乗り物は全て一人用。

パークの真ん中にはどどーんとシンデレラ城。
ここではミステリーツアーが楽しめます。
「わわっ、警官が来たーっ!職務質問されちゃう!皆さん!急いで隠れてー!急いで急いでー!」
「ああああっ、幸せそうなカップルが来ましたー!みんなー!目を閉じて!早く、早くぅううう!」
「上は見ちゃダメですよー、何かプラーンてしてますからねー」
とまあ、大袈裟なナビゲーターのお姉さんと一緒に大冒険が楽しめます。

イッツアスモールワールドとかもあります。
体育座りしたちっちゃい人形がいっぱい。
「また面接落っこちた…」
「スーパーの惣菜、早く半額になんねーかな…」
「また隣の部屋の奴が女連れ込みやがった…」
などなど、色んな意味で小さい人たちのつぶやきを楽しめます。

人生ゲームのコマそっくりな車を使ったゴーカートもございます。
子供や嫁の人形がささる部分はちゃんと埋めてある親切設計。
最初はレール付きのつまんないゴーカートなんですけどね、途中からレールがなくなります。
ハンドルが効かないので再びレールに戻るのは不可能。
もはや壁に激突するしかないので、全てのアトラクションを回った後に乗ることをおすすめします。

夜になると素敵なパレードも楽しめます。
スチロール容器を持ったホームレスが豚汁目指して練り歩く「炊き出し」。
あちこちでたき火が始まり、ロマンチックです。
近くのスタッフから容器を受け取れば参加も可能です。

スタッフは善意のボランティアですので、気楽にお声をおかけください。
「頑張ってください」
なんていう、心にもないエールをおくってくれます。

ちなみに、迷子センターは用意しておりません。
この施設に来るお客様すべてが人生の迷子ですので、施設全体が迷子センターとお考えください。

長期滞在型の施設、東京無職リゾートも稼動を始めました。
豪華プレハブの宿泊施設でゆっくりとお楽しみください。
格安プランとしてダンボールの貸し出しも行っております。


埼玉あたりに作ってくれねーかな、こんなの。


二宮金次郎は行儀が悪い  2004/03/16

最近の若者の筋力はどうなってんだおい!

なんか最近多くないですか?
コンビニで立ち読みする時に、本棚に肘をついて読んでる奴!

数年前にはほとんどいませんでしたよね?
少なくとも俺がこういう奴を見かけるようになったのはわりと最近です。
誰かが始めると真似する奴が出てきて、それが当たり前になるとさらに加速していくんだろうか?
ホント、見かける頻度がどんどん増してますよ。

コンビニの前に座って飯食うのはもう構わない、勝手にやってくれ。
将来ガードマンのバイトでも始めりゃ、それがどれだけ惨めな姿か実感できるだろうよ。
排気ガスをたらふく吸って鼻毛でも伸ばしてりゃいいさ。

でもね、本棚に肘ついて本を読むのだけは勘弁してくれ。
見えないんだよ!
お前が肘ついて読んでるファミ通の下にな、俺の目当ての本があるんだよ!
他の品物を選んでる間に立ち読みを終えてるかと思ったら、まだ読んでやがるし。
なんだ?俺の邪魔するとガバスが貰えるのか?

人の行動にケチつけられるような立派な人間じゃないけど、これは我慢ならねえ。
もし神様に勇気をもらえるなら、真っ先にこいつのケツを蹴り上げる。
でも、そんな勇気ないので、そいつの隣で大袈裟に本を探すフリをする。
するとそいつがウザそうに本をどける。

おーまーえーがーうーざーいーんーじゃーーーー!

レジに行っておでんの汁だけもらって、こいつの首筋にかけてやりたい。
もしくは肉まんをこいつの背中に放り込んで、その背中をパンチしてやりたい。



とまあ、立ち読み程度のことでこれだけイライラする人間も世の中にはいます。
そう考えると、外を歩くのって結構怖いですよね。
自分でもわからないうちに誰かをイラつかせて襲われるかもしれない。
よって、ヘルメット通学は正しい。


たまにはリスナーのハガキも読んでくれ  2004/03/17

防災無線ってのは、ホントやかましくてかなわない…
うちの市はですね、この防災無線が毎日のように使われてるんですよ。

その放送の大半が迷い人のお知らせ。
「今日15時頃、○○さん、72歳の行方がわからなくなりました、○○さんは青色の服を着て…」
みたいな感じの放送がしょっちゅう流れてるんです。

まあ、迷い人のお知らせなら仕方ない。
でも、たまにこんなことまで放送しやがる…

「本日、○○町でイグアナが捕獲されました…」

知るかボケ!
イグアナごときで防災無線使うなっての!
どの辺が防災なんだよ!


とまあ、
そんなことまでいちいち放送する防災無線に軽い苛立ちを感じる毎日なんですが、子供の頃はこの防災無線が怖くてたまりませんでした…

防災無線で放送される迷い人ってのは、痴呆や障害なんかで徘徊癖のある老人、子供がほとんどなんです。
でも、ガキだった俺はそういう「理屈」を知らなかったんですね。
だから「毎日のように人がいなくなる街」だと勘違いしてたんですよ。

防災無線で迷い人のお知らせがあると、
「ああ、また人がいなくなった…」
「誘拐されたんだろうか…」
「いや、どこかで突然消えたのかもしれない…」
なんて、あきらかに間違った想像をしてドキドキしてました。

明日は自分が消える番かも知れない…

迷い人のお知らせが聞こえてくると、そんな不安で頭がいっぱいになっちゃう。
今にして思えばすごくバカらしい妄想ですけど、当時は本気で怖がってましたよ。

もしかしたら今もどこかで、俺みたいにバカなガキが防災無線のお知らせにビクビクしてるかもしれない…
そう考えるとちょっと面白い。


エリを立てて歩ける日  2004/03/18

今日も風が強い。
徒歩でスーパーまで行ってきたんですが、目にゴミが入りまくり。
くそ、なんで一重なのにゴミが入るんだよ。

まあ、風なんて鬱陶しいだけなんだけど、風に吹かれて歩いていると、ちょっとだけいい気分にもなったりしません?
なんていうの?「ニヒルな感じ」みたいの。
ポケットに手を突っ込んで風に吹かれてると、ちょっと男前になった気がしてくるんですよ。

例えるならロンリーウルフ。
西部劇に出てくる丸くなった草がコロコロ転がってきそうな雰囲気。

「俺ってやつぁ…」
「ああ、俺ってやつぁ…」
「それにしても俺ってやつぁ…」
鉛色の空を見上げて「乾いた笑み」を浮かべてみる。

たぶん今、床屋に飾ってあるパーマのモデル風な顔してる。
実際は強風のせいで受験戦争真っ只中みたいなボサボサ頭なんだけど。

口笛とかも吹いちゃう。
すっごく悲しいメロディやつ。
まあ口笛なんて吹けないんだけど、それでも吹く真似はしてみる。
俺なりの理由なき反抗(1955年、米)
ジェームスですよ、ジェームス感あふれる俺。

かっけえよ、今の俺。
すげえかっけえ!
波止場のマドロスも目じゃねえ!

犬に吠えられて「びくぅ」ってなるまではホントに格好良かった。


驚きの白さが待っていた  2004/03/19

はー、良い天気。
これだけ天気が良い日は不精な俺でも洗濯したくなってきます。
どうせ部屋干しだから日差しなんかあんまり関係ないんだけどさ。

とにかく、たまった衣類を次々放り込む。
部屋の中で着るようなもんだから色移りとか知ったこっちゃない。
ポイポイとなんでもかんでも放り込んで、ボタンをポチッ。

やっぱり全自動は楽チンだわ。
掃除機をかけたり、食器を洗ってる間に洗濯が終わっちゃう。
勝手に脱水してくれるし、後は干せばいいだけだもんなぁ。
鼻歌まじりで気楽なもんです。

フンフンフーンフフフフフフフーン♪

なんて、若奥様気分で洗濯物を干していたんですが、なんかおかしい…
洗濯物にね、ちっちゃい綿みたいのがいっぱい付いてるんです。

やっちまった…
ちっちゃい綿の正体は粉々になったティッシュだ…

しかしなんでティッシュが混ざってたんだ?
ポケットティッシュを携帯するような紳士じゃないぞ、俺は。
とりあえず、しばし考えてみよう…



わかった。
でも、わかりたくなかった…

このティッシュの正体ね、
オナニーの後、チンコにかぶせてたティッシュだ。
白いの出した後もちょっと液が出てくるじゃないですか、あれを処理するために被せといたティッシュですよ。
それがパンツにくっついてて、ティッシュとパンツが一緒に洗濯機へ…


おい!
おい、俺!
30にもなった男がこんなんでいいのか?なあ?

今、必死になってつまんでるその白い小さな塊はオナニーに使ったティッシュだぞ。
そんなんでいいと思ってんのか?
なあ、なあってば!
答えろよ、俺!


今日も驚きの白さが待っていた  2004/03/20

やたらと冷たい雨が降ってます。
暖かくなったかと思えば急に冷えこんだり、この時期はやっかいですね。

「まったく、いつまで降るんだよ…」
なんて、ぶつぶつ言いながら窓を開けてみると、なんと大粒の雪が舞ってるではないですか!

「雪!ゆきっ!YUKI!」
俺ね、ガキみたいで申し訳ないんだけど、雪が大好きなんですよ。
雪の降る様も、積もった後の静かな世界も大好き。
雪が降ってるってわかった途端、一気にテンションあがってきました。

俺の部屋の窓は「すりガラス」なんで、窓を開けないと外の様子がわからないんですが、こうなったら窓は全開ですよ。
北風がピューピュー吹きこんでくる全開の窓から、外の雪を眺めてニヤニヤ。
吐く息が白くなってるのに、ちっとも寒くない。
さっきまで毛布をかぶってプルプルしてたのに、雪が降ると寒さも忘れてしまうらしい。
アホみたいに口を開けてずーっと外を見てるんですよ。
俺は犬か…

いや、ホント犬だ。
外に出たくてたまらないもん。
もっとね、雪を浴びたい、できることなら埋もれたい。

よし、飯食ったら散歩に行こう!

もちろん飯の最中も窓は全開。
手早く飯を済ませて、出かける準備。
そんな俺も、着替えの時だけは窓を閉めて恥らってみたりする。

しかしなんだ、たかが雪ごときにここまで浮かれるってのもな…
ホント、娯楽の無い日々なんだな、俺って奴は。
…でもまあいいや、嬉しいんだから。

よし、準備オーケー!
防寒もバッチリだ!
いざ!雪の降る街へ!

…が、
玄関を開けたら、雨。

いつの間にか雪が雨に変わってやんの…
くそ、天気の野郎に俺の純情が弄ばれた…


驚きの白さをもう一度…  2004/03/21

一昨日の洗濯機にティッシュを巻き込んだ件からずっと考えていたことがある…

俺はオナニーと距離をおいた方がいいんじゃないだろうか…

オナニーとは中学の頃からの付き合いだ。
早いもので、かれこれ15年以上…
いわば人生の半分以上をオナニーと一緒に過ごしてきたことになる。

これほどまで長くオナニーと一緒だったから、もはや自分の一部といっていいほどの存在だ。
こんなサイト作っておいて今更恥ずかしがっても仕方ないから正直に言うが、毎日だ。
毎日オナニーにたずさわっている。

いや、毎日どころの騒ぎじゃない。
一日2回だろうが3回だろうが飽きない。
俺にとっては飯を食うのと同じくらい当たり前のことなのだ。

でも、そんな身近すぎる存在になってしまうと、オナニーの嫌な面ばかりに目がいってしまう…
「おかず」に文句を言ってみたり、「量」が少ないと愚痴をこぼしてみたり。
あまりに長すぎる春、それは決して幸せと呼べるものではない…

でも、
いや、そんな存在だからこそ冷却期間みたいなものが必要なんじゃないだろうか。
…キンタマの。



決めた。
もう俺はオナニーとはできるだけ関わらない。

別にオナニーと縁を切るわけじゃない。
今までも、そしてこれからも、オナニーは俺にとってかけがえのない存在だ。
ただ、もう少しだけ軽い関係になるべきなんだ。
オナニーに依存しきった今のような関係ではなく、寂しい時や不安でいっぱいの時、もうどうしようもない状況になった時だけオナニーに寄りかからせてもらおう。

そうすればきっと、もっと新鮮な気持ちでオナニーと向き合える。

オナニーもきっと俺の気持ちをわかってくれるだろう。
この決意をした今日という日が、俺とオナニーの新たな始まりの日になる。
あらためてよろしくな、オナニー。


俺、こんなことしてたわぁ その1  2004/03/22

今週はちょっと趣向を変えてみます。

さっきね、これまでのバイト歴を振り返ってみたんですよ。
そしたら大体一週間分くらい、この日記を埋められそうなんですね。
書くこともないし、こりゃちょうどいいってことで、今週はこれまでのバイト歴を振り返ってみたいと思います。
このサイトの上の方にあるプロフィールを見ても、俺がどんな暮らしをしてきたかよくわからんでしょうしね。
まあ、無理にオチを考えたりしないで書いちゃうので、その辺はご了承を。
さらに言えば、いつの頃にしたバイトなのかとか、記憶が曖昧でよく覚えてない部分も多かったりします。
まあテキトーに読んでください…



俺が初めてバイトをしたのは、たしか高校生の頃でした。
中学の同級生に「一緒にバイトしないか?」と誘われたんです。

金に困ってたわけじゃないけど、金があって困ることもない。
つーことで、そいつと一緒に数週間、夜の倉庫でバイトをすることになりました。

仕事の内容は、いわゆる「ピッキング」。
渡された伝票を見ながら、倉庫の棚に並んでる商品を台車に積み、それを待機しているトラックまで運ぶ仕事です。

ピッキングって扱う商品によって大変さが違うらしいのですが、ここの倉庫はかなり楽でした。
コンビニに置く商品を扱ってたので、大きい荷物が全然ないんですよ。
レトルトのお粥とかジャムとか、片手で扱える程度の品物ばかりだから、ちっとも力仕事じゃないの。
最初の頃は商品の場所がわからなくて右往左往することもあったけど、そんなのはすぐに覚えちゃうし、
「こんなので金貰っていいの?」ってくらいの勢いでしたね。
薄暗い倉庫で黙々と商品を集めて回る、ってあたりも自分には向いてたのかもしれません。

いや〜、それにしても倉庫に商品がズラーッと並んでる様は壮観ですね。
これだけたくさんの商品があると、2〜3個持って帰ってもバレないんじゃないかって気になってくる。

…俺がそんな気持ちになるくらいですから、実際に多いみたいですね、倉庫の商品パクり。
別な倉庫でバイトしてた同級生なんかは、発売前のジャンプをパクってきては学校で売りさばいてましたよ。

自分のバイトしてた倉庫でも、一緒にバイトしてる兄ちゃんが盗んだ品物の自慢をしてました。
「この前はコンデンスミルク盗んだ」
とか、ちょっと得意げに言いやがるんですよ。
見るからにヤンキーって感じの兄ちゃんだったから何も言わなかったけど、今こそ言いたい。
なあ、そんなもんを盗んでどうすんだよ、あんたは…

まあ、こんなことを書いたりすると、
「どうせお前もやったんだろ!」
って突っ込まれそうですが、俺はやりませんでした。
盗んだのがバレてクビにはなりたくなかったですからね。

だって、コンデンスミルク一個盗んでクビになるより、真面目にバイトした方がよっぽど儲かりますもん。
というのもこのバイト、やたらと時給が良かったんですよ。
記憶が曖昧なんでハッキリ覚えてないけど、時給は1500円くらいいってました。
とにかく、始めてやったこのバイトが俺のバイト歴の中でいちばん時給が高かったのは間違いない。

つーことはさ、俺の労働者としてのピークは高校時代ってことなのか?
どんな人生だよおい…


俺、こんなことしてたわぁ その2  2004/03/23

バイト話二回目は「交通量調査」。

わりとよく見かけますよね、このバイトしてる人。
交差点の端っこに椅子を置いて、野鳥の会みたいなカウンターでカチカチカチカチ…
俺はあのカチカチをですね、一回触ってみたかったんですよ。
なもんで、フロムAか何かで見つけた交通量調査のバイトをしてみました。

しかし、バイト先が遠い遠い。
俺は埼玉に住んでたんですけどね、そのバイトの現場は品川。
朝から調べないと調査の意味がないからバイト開始の時間も早いわけで、始発に近い電車で品川まで向かうハメに…

でもまあ、仕事は車の数を数えるだけだ。
なによりあの「カチカチ」を触れる。

…なんて思ってたのにですよ!
現場に行ってみたらね、俺は別な仕事をさせられたんですよ!

「渋滞長調査」とか行ってね、信号が赤になった時に何台くらいの車が並んでいるか数える仕事。
楽しみにしてた「カチカチ」を使わせてもらえないんですよ。
他の連中は交差点でカチカチやってんのに、俺だけ歩道橋の上で椅子もなく渋滞の長さを数えるだけ…
しかもね、大きな通りだったから渋滞の長さが長いんですよ。
車の数を数えてる間に信号変わったりしちゃうし、面倒臭いったらありゃしない。

「カチカチ」を触れなかった俺はやる気ゼロ。
車の数なんか、かなりテキトーに数えてましたね…
「早く終わんねーかな…」
って、頭の中はそればっかり。

で、ようやく終わったかと思ったらバイト先の社員の人に紙を渡されたんですよ。
その紙ってのは、その日の調査のまとめを書く用紙だったんですけどね、
「この交差点の渋滞を無くすために必要な措置、対策を記入しろ」、みたいなことまで書いてあるんです。

そんなのな、数を数えるだけのバイト風情にわかるわけねーだろ!

時差式信号の時間がどうとか、なんとかテキトーにでっちあげて提出したけど、最後の最後に難しい仕事を押しつけられた気分…
あまりにバイト先が遠かったのと、面倒臭さが強かったので、このバイトは一回しかやりませんでしたね。

カチカチ、触りたかったなぁ…


俺、こんなことしてたわぁ その3  2004/03/24

三回目はまたしても「倉庫」
やっぱり俺は薄暗い場所が好きなのか?

今回のバイト先は何ヶ所か倉庫を持ってる会社でして、その場所ごとに違う仕事をさせられました。
知り合いのおばちゃんに薦められたバイトだったので、「軽作業」って感じの仕事が多かったですね。

主にやらされた仕事は「箱詰め」。
クレジットカードで清算できるお店に送る備品を、裁縫箱みたいな容器に詰めていく作業です。
お店の入口に「VISA」とか「JCB」って書いてあるステッカーがあるじゃないですか、あのステッカーとか、番号がズラーッと書いてある、たぶん「ブラックリスト」なんでしょう、そういう品々の入った箱を延々と作り続けます。

まあ簡単は簡単なんですが、詰め方がヘタだと箱が閉まらなくて慌てます。
でも流れ作業ではないので、自分のペースでのんびり仕事ができましたね。
まわりは気の良いおばちゃんばかりだし、社員の人ものんびりした人が多かったので、俺にとってはある意味「理想の職場」だったのかも。

なによりこのバイトで嬉しかったのはですね、バイト料以外に「物まで貰える」ことでした。
どんな理由かは知りませんが、倉庫の中に「要らない物」が出てくるらしいんですよ。
それをタダで俺らにくれるんですわ。

いちばん多かったのは「服」。
「これ要らないから、欲しい人は持っていっていいよー」
なんて、社員の人がダンボールいっぱいに服をつめ込んで持ってくるんですよ。

で、バイトはおばちゃんばかりでしょ、もうね、さながらバーゲン会場。
押すな押すなの人だかりでいっぱいあった服がどんどん無くなっていく。
「○○君、これ似合うんじゃない?タダなんだから持ってきなさいよ!」
気の良いおばちゃんたちばかりですからね、俺にも薦める薦める。
まあ、何着も貰ったところで着ないんですが、タダなら嬉しいもんです。

ときには「双眼鏡」なんかも貰いました。
「これ、普通に売れるんじゃねーの?」ってくらいちゃんとした双眼鏡なんでラッキーでしたよ。
このバイトでは色々貰いましたが、この双眼鏡だけは今でも家にありますね。
…まあ、使い道ないんだけどさ。

○○日まで、っていう期限つきのバイトだったんで数週間で辞めなきゃならなかったんですが、このバイトならもう一回やってみたいですね。


俺、こんなことしてたわぁ その4  2004/03/25

四回目の今回は「レコード屋」…いや「CDショップ」か。
このバイトしてた頃は今より音楽聴いてたし、店頭に並んでないようなCDも自分で注文して買えたりするので、このバイトは自分にとって「利のある」仕事でした。

でも、実はここね、ロクな思い出がないんですよ…
CDショップですから女の店員もいるわけですが、その中の一人にメチャ嫌われてたんですよ、俺。

最初の頃は別になんともなかったんですよ。
まあ、もともと女と積極的に話すような性格でもなかったので仕事に必要な会話くらいしかしてなかったんですが、これといったトラブルもなく、普通に仕事してました。
でも、いつの頃からか嫌われだしたようで…

「○○って気持ち悪くない?」
「なんか臭くない?」
とか言うんですよ。

でね、それがまたやらしいんですわ。
面と向かって言うわけでもなく、影で言うわけでもない。
ちょっと離れた場所から「俺に聞こえるように」言うんです。

参りました…
面と向かってハッキリ「嫌い」って言われるならまだ平気だったのかもしれないけど、こういうやり口は辛い…
こんな状況でバイトを続けるなんて俺には無理…

だから辞めることにしましたよ…
もっと長く続けるつもりだったから店長には嫌な顔されたけど、毎日あんな形で悪口言われる方がよっぽど苦しい。

まあ、その日のうちに辞められるもんでもないので数日はバイトを続けたわけですが、辛いのなんの。
とにかくその女とはできるだけ離れてバイトしてました…


そして、バイト最終日。
「今日で最後、ようやく解放される…」
そんな安堵の気持ちでいっぱいだったんですが、自分のロッカーを見たらね、メモが貼ってあったんですよ。
俺のこと嫌ってた女の書いたメモでした。

「なんか嫌な思いさせちゃったみたいだけど、そんなつもりはなかったんだよ、ごめんね」

…なんですかそれ。
これも嫌味みたいなもんでしょ、直接言いにくるわけでもないし。
そもそもバイト辞める理由も言ってないのにこういうメモを残すってことは、俺が「嫌な思いしてた」って気付いてたわけで、それでも俺が辞めるまで何もしなかったってことは「わざとやってた」わけじゃないですか。
そういうのも何もかも、メモひとつで「なかったこと」になっちゃうのか?
わけわかんねー。
最後の最後にまた頭の中をグチャグチャにされた気分…



「女=怖い、得体が知れない、何考えてるかわからない」
このバイトで女に対する恐怖心をみっちり埋め込まれました…

以前から女とは接点の少ない暮らしぶりでしたけど、これ以降ますます酷くなりましたね。
自分でも笑っちゃうけど、女と話そうとすると膝がカクカクいいだすの。
女なんてパンチ一発でキャーンて言うくらい弱いハズなのに、怖いったらありゃしない。

つーか、女からしたら目の前でいきなりプルプル震えだす男の方がよっぽど怖いわな。
でも、怖いもんは怖い。

あー、ホントどうしようもねーな、俺。


俺、こんなことしてたわぁ その5  2004/03/26

「警備員」
これは俺がいちばん長くやってるバイトです。

初めてこのバイトをしたのはかなり昔ですが、今でも時々やってます。
年末年始や年度末になると人が足りなくなるのか、以前バイトしてた会社からお呼びがかかるんですよ。
なので、どうしても金が必要な時なんかはこのバイトのお世話になってます。


警備の仕事は「低辺の仕事」なんて言われかたをよくしますが、ホントそんな感じですね。
現金輸送車の警備とかなら誇れる仕事だと思いますが、工事現場のガードマンはなんとも情けない。

まず、現場の作業員からは「立ってるだけの仕事」とバカにされます。
同じ場所で仕事をしていても「仲間」とは認めてもらえません。
役所がうるさいから仕方なく使ってやってる、って気持ちもあるんでしょう。
そいでもって、通行人やドライバーからも嫌われる。
そりゃ、いつも通る道を工事なんかされれば鬱陶しいに決まってる。

通行人からは怒鳴られ、もし事故が起これば警備員のせいにされる…
安全のための存在というより、「怒られ役」として雇われている気分です。

いやホント、実際よく怒られるんですよ…

「おい、なんでこんな所を工事してんだよ!」
そんなこと俺に言われても知らんよ…

「ちゃんと許可取ってんのか?役所に言うぞ!」
いや、役所にチクられて困るのは現場の人で、俺には関係ないし…

「こっちは急いでんだから通せよ!」
そんな文句言う暇があるなら迂回した方が早いってば…

「なんで通れないの?」
見りゃわかるだろ…

とまあ、八つ当たりに近い文句を言われることが多いのです。
でも言い返すわけにもいかないので「すいません」と頭を下げる。

ほら、工事現場の看板に「半笑いで頭を下げるイラスト」があるじゃないですか。
よく、「なんで半笑いなんだよ!」ってツッコミ入れたりするけど、警備の仕事をするとあのイラストの気持ちが痛いほどわかりますよ。
だって、心から「申し訳ない」って気持ちになんかなりませんもん。
こっちは仕事としてやってんだから文句を言われる筋合いなんかない。
工事そのものに文句があるなら行政にでも言ってくれって話です。

そんな気持ちを代弁してくれてるのがあの「半笑い」なのかもしれない…
もしそうだとしたら、あれを考えた人はよくわかってらっしゃる。


まあそんな「底辺の仕事」でも、嬉しい瞬間はあったりします。
いつも怒られてばっかりの仕事ですけど、中には優しい声をかけてくれる人もいるんですよ。
「頑張ってね」「ごくろーさん」なんて声をかけてくれたり、飴や飲み物をくれたり…
もしかしたら「憐れみ」の意味も含まれてるかもしれませんが、怒られることの多い状況だと、そういう優しさだったとしても素直に嬉しいんです。

警備員みたいな「下の人間」に出会った時、当り散らす人、優しくする人、色々です。
若い時に一回くらい、「社会勉強」として警備のバイトをするのも悪くないと思いますよ。

まあ俺みたいに他の仕事ができなくて警備員をやるようになったら終わりだと思うけど…


俺、こんなことしてたわぁ その6  2004/03/27

今回は今も継続中のバイト。
いや、バイトとは違うな、これ。
月に4000円程度の金が手に入るだけの、ちょっとしたお小遣い稼ぎ。
どんなことをしてるかと言うとですね、自分の買い物のデータを調査会社に送る仕事です。

まず最初にバーコードを読み取る機械を渡されるんですが、その機械を使って自分が買った商品のバーコードを読み取るんですよ。
で、その読み取った一日分のデータを毎晩メールで送信。
なんというか、市場調査のお手伝いみたいな感じですかね。
きっと、たくさんの人の買い物データを集めて広告戦略の参考にしたりするんでしょう。
その謝礼として月に数千円。
まあ、しょせんは携帯の基本料がまかなえる程度のもんですよ。

しかしなんですね、こんなサイトを作って恥をさらしてる自分なのに、自分が買った品物のデータを他人に見られるってのはちょっと恥ずかしいですね。
「あ、こいつ今日もお菓子買ってやがる」
「今日からこいつのあだ名はカラムーチョな」
とかって、調査会社の人にニヤニヤされてるかと思うとムズムズします。
まあ、そんなこと気にしてもしょうがないので、いつも通りお菓子を買ってはバーコードを読み取って送信しています。


でも、ふと気になったのですが、こういう調査って本当に役に立つんでしょうかね?
コンビニのレジでも客の年齢を入力して買い物のデータを取ってるって聞きますが、その有効性に疑問を感じることがあります。

もちろん買い物のデータは十分参考にはなると思いますよ。
ただね、買った物のデータは記録に残りますが、その買った物に対する「思い」の違いはデータとして残らないじゃないですか、俺はそれが納得いかないのですよ!

例えば、例えばですよ。
俺がコンドームを買ったとします。
で、別な人…
ん〜、とりあえず彼女持ちの同年代の男性でいいですわ。
その男性もコンドームを買ったとする。
データの上ではどちらも「コンドームひと箱購入」って記録されますわな。

でも、でも違うじゃないですかそれ!
かたや童貞、かたや彼女持ち。
同じコンドームとはいえ「用途」が違い過ぎるんですよ!
俺と彼女持ちではコンドームに対する「重み」が全く違うのです!
オナニーに使ったとしか考えられないコンドームと、本来の目的に使われたコンドーム…
もうこれは別の商品を買ったと考えるべきなのです!

それなのに、データ上ではどちらの区別もない…
おかしいですよ、絶対間違ってます!

「思い」の伝わらないデータになぞ何の価値もない!
俺はこの情報化社会に対して警鐘を鳴らします!


俺、こんなことしてたわぁ その7  2004/03/28

バイトの話で一個忘れてるのがありました。
「催事場の設営作業」

スッカリ忘れてたくせにアレですが、このバイトは結構楽しかったですね。
「催事場の設営」なんていうと大掛かりな仕事っぽいですけど、ようするにデパートの催し物コーナーの準備です。
よくやってますよね、デパートで「春の駅弁フェア」みたいの。
ああいう催し物のフロアで、イベントの内容に合わせた会場を作り上げる仕事なんです。

最初はフロアに何もありません。
まずは「どこに何を置くか」が書かれた用紙を渡されまして、その用紙通りに土台となる木の箱を並べていくんです。
そうすると職人さんがその土台にベニヤや角材で「店の原型」を組み上げるんですね。
で、その組み上がったベニヤや角材丸出しの店舗にバイトの我々が装飾を施すわけです。
角材に紅白の布を巻いたり、木の箱にゴザを敷いて座れるようにしたり…

なんつーかね、文化祭のノリなんですよ。
文化祭でも屋台とか作るじゃないですか、あんな感じ。
色んな所からトンカンとハンマーの音が聞こえてくるし、デパートの店員さんも制服姿であちこち走り回る。
フロアの薄暗さも相まって、文化祭の準備で放課後まで残ってるような気分です。
もちろん実際の文化祭じゃないから、俺が残っていても嫌な顔はされません。
もしかしたら高校の文化祭よりよっぽど楽しかったかも…


あと、普段見られないデパートの裏側が見れたのも楽しかったですね。
材料の搬入に業務用のエレベーターを使ったんですが、そりゃもうデカいデカい。
六畳くらいあるんですよ、エレベーターのくせに。
天井なんかもやたらと高い。
これなら暮らせるじゃねえかってくらいの快適空間。

やっぱりスケールデカいですね、デパートは。
それが俺のデパート!夏物語。


大切な文化が失われつつあります…  2004/03/29

俺は洋式便器が大っ嫌いだ!

つーかね、そもそもどうやって使ったらいいかわからない。
まあイメージはわかりますよ、便器に座ってウンコするんでしょ。
でもさ、シッコはどうするのよ。

ウンコとシッコはお友達。
ウンコが出ればシッコもでます。

でもさ、あの座った状態のままシッコをしたら間違いなく「場外」でしょ?
どうやってシッコをすればいいか、本気でわからない。
なに?もしかしてチンコを下に向けて尿をするのですか?
ありえない、そんなの絶対ありえない。
ウンコしにきたんだからウンコに集中させろよ!

大体ですね、洋式は非衛生的なんですよ。
便座を上げ下げするために手で触るでしょ、その上、誰が座ったかもわからない便座にケツをつけるわけです。
さらに便座を触ったその手でデリケートなチンコを触れってんですか!
あきらかに間違ってる!

その点、和式は素晴らしい!
どこにも触れませんからね。
便座に座る必要なんてないし、金隠しがあるからチンコなんか触らなくてもシッコし放題。
フリーですよ、フリー!
唯一触れるとすれば、全てを終えてから触る大小レバーくらいのもんです。

それなのにね、イメージ的には「洋式=清潔」「和式=不潔」みたいなことになってんですよ。
お前ら「洋」がつけばオッケーなんだろ、そうだろ!
和の心を忘れやがって!

あんな自由にシッコすらできない欠陥便器が素晴らしいわけがない!
あんな便器で喜べるのは女と血圧ヤバイおっさんくらいのもんです。
女の乗り物ですよ、洋式便器なんて。

なのに!なのに!
和式包囲網はどんどん狭まってきてるんですよ。
どこいっても洋式。
今、賃貸の住宅なんてどれも洋式でしょ?
注文建築しなきゃ和式便器にまたがれない時代到来ですよ。
和式便器は茶室扱いか!

どんどん和式便器が追い詰められてます、ホント勘弁してください。
事実、洋式便器で育った奴の中には「ウンコ座り」ができない奴とかいるんですよ!
ウンコ座りすると後ろにひっくり返るとか言いやがんの。
お前は三枝か!

「ヤンキー」と呼ばれる連中ですらウンコ座りで「和」のスピリッツを失っていないってのに、世間の流れは「洋」「洋」「洋」。
そんなにHIPHOPが好きか!

俺は最後まで和式で戦う!
もし日本の便器全てが洋式になったら便器の脇にウンコしてやるからなっ!


誰だって他人の尻拭いなんてしたくはないだろう  2004/03/30

昨日、便器の話を書いて思い出したことがあります。

みなさん、ケツどうやって拭いてます?
ケツの拭き方はまあ親に教わりますよね。
親から子へ、子から孫へ。
ケツの拭き方というものはそうして受け継がれてゆくのです。

ところが俺はそのケツの拭き方を「外部の人間」に「矯正」されてしまったのです。

まああんまり細かく書いても下品になるだけなんで、できるだけ簡単に書いてきます。
俺ね、小学生の時にウンコ漏らしたんですよ。
そう、ウンコ。
授業中の教室でモリモリと。

当時の俺はブリーフ派でした。
真新しいブリーフのゴムが俺の全力のウンコを受け止めてくれたおかげで未曾有の大惨事にはなりませんでしが、臭いと挙動で当然バレますわな。
で、担任の先生(女)にトイレまで連れてかれたんです。

トイレに連れてかれた俺は、先生の前でパンツを脱いでケツを拭くわけですよ。
先生、メチャ怒ってます。
「ほら、はやく拭いて」
「ほんとにもう…」
すげー嫌そうな顔してる。
そりゃそうだ、ウンコの処理がしたくて先生になったわけじゃないもん。
すごく嫌な空気。
いや、文字通り空気澱んでるし。

でですよ!
俺は先生の前でケツを拭いてるわけですが、俺はですね、トイレットペーパーをクシャクシャに丸めてケツを拭いてたんですよ。
記憶にはありませんが、俺は親にそういう「拭き方」を教わったハズなんです。
だから俺にとってはこれが普通なんですよ、この拭き方以外考えられない。
これが俺のスタイル。

なのにですよ!
そのケツの拭き方を見た先生がいきなりキレたんです。
「あなた!なんて拭き方してんの!」
なんかもう色々我慢できなかったんでしょうね、すごい怒鳴り方でしたよ。

俺にしたら「え?なんで?」って気分ですよ。
でも、そんなことお構いなしで先生はまくし立ててきます。
「お尻はね、こうやって拭くのっ!」
トイレットペーパーをスルスルと取り出した先生は、その手にしたトイレットペーパーをキレイに折り畳んでいきます。

で、そのペーパーを俺につきつけるんです。
「まずはここで拭く!」
「で、拭いたらこうしてこう!」
「また拭いたらこう!」
口では上手く説明できませんが、ペーパーを折り返すことによって拭く面が次々と出てくる畳み方なんですよ。

「やってみなさい!」

プリプリと怒る先生に言われるがまま、俺もその折り方を真似します。
でも、いきなりそんなこと言われてもうまく畳めないんですよ。

「違うでしょ!」
「こう!何回言ったらわかるの!」

もうね、鬼軍曹ですよ。
なんつーか、ケツの拭き方がマズいからウンコ漏らしたみたいな勢いなんですもん。
こっちはウンコ漏らした時点で動揺してんのに、そんなこと冷静にできるかっての…

こうして、俺は怒られ、怒られ、ケツの拭き方を矯正されてしまったのです…


親から代々受け継がれてきた「ケツの拭き方」は、俺の代で幕を閉じることとなりました。
母様、教えを無駄にしてしまってごめんなさい…


童貞も「芸」のひとつだと思ってみたい  2004/03/31

出川さん、結婚したらしいですね。
まあ当然だ。
優しいし、マメだし、金持ってるし、実家は老舗の海苔屋。
モテるに決まってる。
あえてキャラクターとしていじめられ役をしてるだけですもんね。

しかしそうなってくると、やっぱりそろそろ必要なんじゃないだろうか。
全力でモテない、真の童貞タレントが。

観覧に来た客席の女に「中古!中古!」って罵声を浴びせて会場をしらけさせるような、本気の嫌われ者。
もうね、ロンドンブーツ1号2号がとにかく大嫌い。
もし番組で一緒になろうものなら一切口なんかきかない。
ずーっと睨んでるんですよ、淳のみを。

女性のゲストがいても目は絶対合わせない。
声をかけられてもボソボソとよくわからん返事をするだけ。

恋愛の話が始まろうものなら、セットを叩いて大きな音を出して邪魔するんですよ。
「あー!あーーーーっ!」って大声をあげて露骨な嫌がらせとかもする。
でも、オナニーの話になるとやたらと食いつくの。
周りを遮ってまでオナニーの話をとめどなく。

やっぱりね、今の芸能界にはこれくらいの個性派が必要ですよ。
ここまでやれば、たぶん注目はされる。

んで、注目を集めればね、やっぱり「売名行為」に巻き込まれたりするんですよ。
女性週刊誌とかに
「私は童貞タレント○○と一夜を共にした!」
「○○を筆おろししたA子さん激白!」
こんな見出しが踊るわけです。

でも、そんなことじゃ揺るがない。
「あの記事は本当ですか!」
「ホントはセックスしたんでしょ!」
レポーターに囲まれても動じません。

「僕は今も、そしてこれからも童貞です!」

か、かっこええ…
もうね、筆おろししたい男ナンバーワンですよ。
童貞タレントの時代到来。
これで芸能界が変わる!



……………
うん、わかってる、どう考えても無理。
「中古!中古!」の時点で人気出るわけねえ…




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