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秋の遠足 3  2005/09/29

田んぼ、畑、田んぼ、畑…
どこまで行っても景色はのどかです。



写真じゃよくわかんないけど、遠くにぼんやりと見えてた山もずいぶんハッキリしてきたように感じます。
ずいぶん遠くまで来ちゃった感じだけど、青い空と気持ちの良い風のおかげで疲れも感じません。



水道管か何かだろうか、やけに立派なパイプが荒川をまたぐようにかかってます。
こういうのって下流の方で見かけたら何も感じないんだろうけど、
何も無い景色の中に突然こういった巨大建造物が現われると変な迫力があります。

今まで来たことのない場所、見たことのない景色。
それがもう嬉しくて、自転車をこぐペースも上がります。

が、そんな良い気分の時に現われたのが…



砂利道。

あああっ!道を間違えた!!
対岸に渡らなきゃいけない所を真っ直ぐ行っちゃったらしい。

このおかげで、さっきまでの楽しい気分が一気に吹き飛んでしまった…
いつ現われるかもわからない次の橋を目指してガタガタの砂利道を走る辛さといったらもう…
なんかもう、引き返して家に帰りたくなってきた…

でもそんな時、遠くに何かが見えてきた。



建物…ビルがいっぱい。
おお、あれは熊谷市街に違いない。

ゴールが見えてきたので、萎えかかってたやる気も復活。
砂利道をこぎまくって、次に見えてきた橋で対岸へ。



なんて名前の橋かも確認せぬまま、橋の上をキコキコ。

堤防から川までの幅がありすぎるので、長いこと荒川を見ずに走ってきたわけですが、
橋の上から見た久しぶりの荒川は、下流とはずいぶん違ってました。



下流の濁った水とは大違い。
小石の散らばる、透き通った緩やかな流れ。

この水の違いこそが遠くまで来た証に思えます。



そして橋を渡るとすぐに、目的地である荒川運動公園が見えてきました。
だだっ広い芝生の広場があるだけのシンプルな公園で、ゴールとするにはちょっと拍子抜けな場所。

でも、のんびりとした雰囲気は悪くないです。
川原にも降りられます。



砂利を踏んで歩く音が気持ち良い。
下流じゃこんな風に川原を歩くことなんてできないし、ここまで来たからこその楽しみって感じです。



そしてこの荒川運動公園で「ミニ動物園」なるものを発見。
小さな小屋でウサギやニワトリが飼われてます。



動物園といっても、小学校のウサギ小屋程度のものなんだけど、
柵の前にしゃがむとウサギが寄ってきて可愛いです。
ここはエサやり大歓迎みたいなので、今度来る時は葉っぱでも持ってきてやろう。


…とまあ、
これといった盛り上がりもなく熊谷まで到着してしまい、荒川のサイクリングはこれにて終了です。
家から荒川の河口、河口から熊谷と走り、ここまでの走行距離は126キロ。
河口までの寄り道をしなければ、わりと近い場所だったみたいです。

でもここがゴールとはいえ、家に帰るにはあと80キロも走らないといけないわけで…
家に帰りついた時には走行距離が200キロを突破…
翌朝には筋肉痛でグッタリとなる俺なのでした…


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